誤り制御方式

送信側は,伝送データを多項式とみなし,これをあらかじめ決められた生成多項式で除算したときの余りを検査用の符号として伝送データに付加する。受信側は,受信データを生成多項式で除算し,割り切れるか否かで誤りの有無を判断する。データ伝送における,この誤り制御方式を何というか。 [平成12年春第2種]

  群計数チェック
  巡回冗長チェック
  垂直パリティチェック
  水平パリティチェック


早速ですが、答えは、 巡回冗長チェック。

この問題は以前でてきた、偶数パリティと似ていますね。
パリティチェックとは、送信するビット列にたいして、誤り検出用のパリティビットを付加する方式でした。
偶数パリティ


いまさら感もありますが、なぜ「検査用の符号」を付ける必要があるのでしょうか?
それは、通信の時、送信者が送信したデータ(情報)が、正しく受信者に伝達されるとは限らないからです。送信するデータに冗長なデータを付加して、誤りの検出や訂正ができるように符号化を行います。

この符号化方法には、
パリティチェック
・垂直水平チェック
・巡回符号方式
ハミング符号方式 があります。

それぞれの符号化方式を総て憶えるのは難しいですし、本やWebサイトによって、微妙に呼び方が違ったりします。
ただしこれだけは憶えておきましょう。




『生成多項式を使うのは、巡回冗長』